過度な心配性って病気なの?予期不安の症状って?

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パニック障害を発症すると、パニック発作、広場恐怖、予期不安という症状が現れます。

パニック発作は死の恐怖を感じるほどの発作で、不安が高まると起こりやすくなります。そして、広場恐怖は以前にパニック発作を起こした場所に行くことができなくなってしまう症状です。

では、予期不安とはいったいどのような症状なのでしょうか?

予期不安とは?

1回でもパニック発作を起こすと、そのときに味わった恐怖がいつまでも頭から離れず、パニック発作を起こしたときのようなことがまた起こるのではないか?という不安を持つようになります。

そして、これを予期不安と呼びます。

予期不安の特徴

人間は学習する生き物ですので、以前に犯した失敗は、なるべく繰り返したくないと思います。

パニック障害の予期不安もこれと同様で、パニック発作のときに他人に迷惑をかけてしまったこと、そして、パニック発作を起こしたときに味わった苦しみや恐怖などを思い出し、「また同じことが起こったらどうしよう?」という思いが強くなります。

また、健常者の方の場合では、「また同じことになったら嫌だなあ」という思いはあっても、発作を起こすほどの不安感を持つことはありませんが、パニック障害の方の場合では、まだ起こってもいないことに対する不安が非常に大きいという特徴を持っています。

そして、その不安感がどんどん高まると、本当に再度パニック発作を起こしてしまうこともあります。

つまり、予期不安とパニック発作のどちらか一方を改善しない限り、いつまでも予期不安とパニック発作のイタチごっこが繰り返される可能性があるということです。

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予期不安の症状は?

予期不安が起こると、通常では考えられないような部分にまで考えが及び、不安感がどんどん高まってしまうことがあります。

予期不安が起こると、以下のような感情が強くなります。

  • 病気になってしまうかもしれない
  • パニック発作で気絶したり、最悪の場合、死んでしまうかもしれない
  • 運転中にパニック発作が起こったら、事故を起こすかもしれない
  • 一人でいるときにパニック発作を起こし、誰も助けてくれなかったらどうしよう?
  • パニック発作が起こった場所から逃げられなくなるかもしれない
  • 人前で倒れたり気絶したりしたら恥ずかしい
  • 誰かに迷惑をかけたらどうしよう?

このような感情が起こりやすくなります。

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予期不安は期間が長い?

予期不安は、パニック発作を起こしたのち、しばらくの間続きます。

そして、その現れ方には個人差があり、ときどき思い出す程度であればまだいいのですが、常に予期不安がつきまとって、仕事や家事が手につかなくなってしまうこともあります。

また、パニック発作の苦しさや恐怖を思い出すだけで胸が苦しくなったり、動悸が早くなったりすることもあります。

このような状態が続くと、広場恐怖もひどくなり、パニック障害を起こした場所へは絶対に近づかないなどの回避行動を取るようになります。

このような不安は1カ月以上続くこともありますので、まずはパニック発作を起こさないように気持ちを切り替えて行くしかありません。

そして、長期間パニック発作は起こっていないのに、予期不安だけがどんどん独り歩きしてしまうこともありますが、このようなときには「とりあえずパニック発作は起こらなくなったから、この先も大丈夫に違いない」、「あれだけ怖い思いをしたのだから、予期不安は長引いて当たり前」と、ご自身に言い聞かせることも大切です。

それでも、どうしても心配なのであれば、ご家族や友人に付き添ってもらって外出するなどの工夫を行ってみるとよいでしょう。

また、車の運転に関しては、なるべく行わないことが望ましいと考えることができますが、仕事でどうしても運転しなければならないのであれば、お守りとして頓服を持ち歩き、発作が起こりそうになったら車を路肩に寄せて駐車し、頓服を服用してしばらくリラックスしてみましょう。

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まとめ

  • パニック発作を起こしたときのようなことがまた起こるのではないか?という不安を持つようになり、これを予期不安という。
  • まだ起こってもいないことに対する不安が非常に大きいという特徴がある。
  • 不安が強いようであれば家族や友人に付き添ってもらって外出する。