うつ病は血液検査でわかる?PEAを用いた検査は9割的中!

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

うつ病というとはっきりとした症状が見えずに、周囲にも理解されづらい病気という印象があります。

しかし最近では、血液検査によって客観的にうつ病だと診断することができるようになってきているのです。

うつ病と血液の関係は?

うつ病は、他の病気のように目に見える症状が体にあらわれづらいものです。

骨が折れていればレントゲンで見えますし、胃に不調を感じれば胃カメラで様子を確認することができます。

しかしうつ病の場合はこういった客観的な判断をすることが難しく、医者が問診などをして判断するしかありませんでした。

しかし、最近うつ病になったときの血液にある変化が出ていることが分かったのです。

うつ病になった場合に注目したいのが、血液中の「PEA(エタノールアミンリン酸)」の量です。

PEAは脳の中の喜びや快感といった感情に関わる物質であり、喜びや快感といった感情があらわれることにより、PEAが血液に流れ出ると考えられています。

つまり血液中のPEAの量が少なければ喜びや快感を感じづらくなっている状態であり、うつ病かどうか診断する基準になるということなのです。

うつ病の血液検査とは

PEAを用いた血液検査は残念ながらまだ全国に普及している方法ではありません

しかし方法自体は一般的な採血とは変わらないので、血液検査を実施している病院が近くにあるなら積極的に利用してみてもいいでしょう。

実際に血液検査をしてみて、どのくらいの数値からうつ病と診断されるのか気になる人も多いと思います。

数値としては血液中のPEAの値が1.5μM以下だとうつ病と診断され、正常な数値の範囲は1.5μM~3.0μMとなっています。

この血液検査の的中率は9割ほどといわれており、信頼のできる測定方法だといえます。

ただし注意したいのはうつ病の人全員のPEAが低下するわけではなく、この血液検査でうつ病と診断されない場合もあるということです。

PEAの値が正常でもうつ病の場合が少なからずあるというわけです。

そのため、この血液検査はあくまで症状を調べるための手がかりだととらえるようにしたほうがよいでしょう。

うつ症状を和らげるために

もし血液検査などでうつ病と診断された場合、どのようにしてうつの症状をやわらげていけばいいのでしょうか?

重度のうつ病の場合は投薬治療を行なうのですが、早い段階でうつ病を発見した場合などは投薬治療を行なうほどではないケースもあります。

そういった場合は、自分自身の考え方、普段の生活のしかた、食事の摂りかたを意識することで、うつ病の症状をやわらげることができるかもしれません。

【関連記事】食事療法でうつ病改善!積極的に摂取すべき栄養素と食品とは
【関連記事】うつ病はサプリメントで改善できない?!飲む時の注意点とは
【関連記事】抗うつ剤に抵抗がある方におすすめ!漢方薬によるうつ病治療と効果

考え方

世の中にはうつ病になりやすいタイプの人がいるのですが、このタイプの人は責任感が非常に強く、それをプレッシャーやストレスとして感じてしまうことがあります。

「自分がやらなければ」
「人に頼まずに自分がやるんだ」
「もっと頑張らないと」

こういった考えは普通であれば自分を鼓舞することができるものなのですが、人によってはストレス、つまりうつ病を引き起こすきっかけとなってしまうのです。

そのため、まずは自分で自分に「頑張らなくても良いんだ。」と言い聞かせてあげることが大切です。

【関連記事】うつ病がずっと治らないのは何故?

生活のしかた

うつ病になると昼夜逆転生活になってしまう人が多いです。

もちろん体を休ませるという意味では眠りたいときに睡眠をとったほうがいいのですが、昼夜逆転生活が続くと疲労感が続いたり、メラトニンと呼ばれる物質の分泌量が少なくなり、ストレスが増えてしまうこともあります。

そのため、可能であれば早寝早起きを心がけるようにしましょう。

また、ウォーキングなどの軽い運動をするのも効果的です。

ただしあくまで気が向いたら運動をするというスタンスにしましょう。

そうしなければ「運動をしなくちゃいけない」と考えてしまい、それ自体がストレスになりかねません。

食事のとりかた

人間が生きていく上で必ず必要になる食事ですが、うつ病を治すという意味でもやはりバランスの良い食事を摂るのが良いです。

実は食事からとりこまれる栄養は体の成長や毎日の活動エネルギーとしてだけでなく、人間が感情をあらわすためにも必要なものなのです。

うつ病になるとなにをするにも億劫になりがちですが、1日3食バランスの良い食事を摂ることも意識しましょう。

【関連記事】うつ病治療に積極的に摂りいれたい栄養素6種

うつ病はこれまで他人に証明することの難しい病気でしたが、血液検査の進歩によって少しずつ他人にも見える病気になってきました。

もし自分がうつ病なのか気になるのであれば、こういった血液検査を利用するのもひとつの手です。

まとめ

  • 血液中のPEAの量が少なければ喜びや快感を感じづらくなっている状態であり、うつ病かどうか診断する基準になる。
  • PEAを用いた血液検査は残念ながらまだ全国に普及している方法ではない。
  • 自分自身の考え方、普段の生活のしかた、食事の摂りかたを意識することで、うつ病の症状をやわらげることができるかもしれない。