治療中の生活費の保証は?うつ病でも入れる保険と公的手当

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うつ病であっても、入れる保険はちゃんと存在しています。

また、金銭的な不安を軽減させたいのであれば、公的手当の受給という方法もあります。

入れる保険と公的手当、その種類と内容をご紹介します。

一般的にうつ病患者は保険への加入が難しい

一般的な生命保険や年金保険などに加入する際には、告知書を提出し、加入が可能かどうか診断されたのちに、加入の可否が決定されます。

そして、現在うつ病治療中の方の場合では、全般的に保険への加入が難しい状態となっています。

告知書とは、

  • 過去3カ月以内の健康状態(医師による診療や検査の有無)
  • 過去5年以内の健康状態(病気や怪我による手術の有無)
  • 過去2年以内の健康診断(健康診断結果や指摘された事項)

を問われるものです。

そして、これらがすべて「無」の状態であれば簡単に保険に加入することができますが、うつ病などの病気による診察歴がある場合では、加入が難しくなります。

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うつ病でも入れる保険とは?

以下の2種類の保険であれば、うつ病の方でも比較的容易に加入することが出来るでしょう。

引受基準緩和型保険

うつ病などの持病をお持ちの方であっても、比較的審査基準が緩く、加入しやすい保険です。ただし、一般的な保険よりも支払い保険料が全般的に高額です。

無選択型医療保険

告知書の提出なしで加入することが出来る保険ですが、やはり支払い保険料は高額な設定となっています。

場合によっては加入後一定期間、受け取れる保険料が通常より低くなることもあるようです。

うつ病患者が申請できる公的手当って?

うつ病などの精神疾患をお持ちの方が対象となる公的手当には、以下の種類があります。

自立支援医療

精神科の病気で治療を受ける際に、その一部の費用を負担してもらうことが出来る制度です。ただし、入院費用については対象外となります。こちらの公的手当の対象となるのは、統合失調症、うつ病・躁鬱病、不安障害、知的障害、てんかんと診断された方です。

適応された場合、自立支援医療受給者証を提示することで医療費の自己負担は1割にも下がります。

同時に自己負担に上限が設けられ世帯収入によって、いくつかの上限値が設定されています。超えた分は自治体が負担することになります。

もっと詳しく知りたい方は参考までに下記の東京都福祉保健局をご覧ください。
【参考サイト】自立支援医療について

生活費の保証

生活保護、特別障害者手当、障害年金があります。

生活保護は病気、怪我など働けない場合、最低限の受けられる生活費の支援するものです。家族と一緒に暮らしている場合は、全員の所得、資産を合わせたものが国の基準以下でなければいけません。

特別障害者手当てでは、重度の障害を持つ20歳以上の方に対して月26,000円が申請の翌月分から支給されます。

障害年金では、病気や怪我による障害を抱え、その状態が継続する可能性がある場合に受け取ることが出来る公的手当です。病気、怪我で病院へ受診した時、加入している年金によって受給額は変動します。

国民年金の方(自営業、学生、主婦などの場合)
障害基礎年金 1級または2級
平成25年度年金額(定額)
983,100円(1級)786,500円(2級)
厚生(共済)年金の方(会社等でお勤めをされていた場合)
障害厚生(共済)年金 1級~3級 障害手当金
厚生年金に加入している間に初診日のある病気やケガで障害基礎年金の1級または2級に該当する障害の状態になったときは、障害基礎年金に上乗せして障害厚生年金が支給されます。
障害の状態が2級に該当しない軽い程度の障害のときは3級の障害厚生年金が支給されます。

初診日から5年以内に病気やケガが治り、障害厚生年金を受けるよりも軽い障害が残ったときには障害手当金(一時金)が支給されます。

引用元:みんなのメンタルヘルス 厚生労働省

減税制度

身体障害者手帳3級~6級をお持ちの方、知的障害をお持ちの方、精神保健福祉手帳2級~3級をお持ちの方が、障害者控除を受けることが出来る制度です。

また、身体障害者手帳1級~2級をお持ちの方、重度の知的障害をお持ちの方、精神保健福祉手帳1お持ちの方に対しては、特別障害者控除制度が適用されます。

なお、精神障害者保健福祉手帳は、統合失調症、うつ病・躁鬱病、転換であると診断された方が発行対象となります。

まとめ

  • うつ病でも入りやすい保険が、審査の優しい引受基準緩和型保険と告知書なしで加入できる無選択型医療保険
  • うつ病の方が受けられる公的手当は3つ。それぞれ障害手帳の有無や、認定等級によって支給額は変わってくることもある。
  • 申請しなければもらえないものもあります。お考えの方は一度自治体に申請において必要なものや、不明瞭なシステムをあらかじめ確認しておくことをオススメします。