ノニジュースを始める前に必読!飲まない方がいい人とその理由

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美肌やダイエット効果だけではなく、生活習慣病の予防やアレルギー症状の緩和など、ノニの効果を数え上げたらキリがありません。

また、ノニには精神を安定させる効果も期待することができるため、身体だけではなく、心のケアを行いたいという方にも適した食品です。

このように素晴らしい効能を持っているノニではありますが、健康状態によっては、摂取を控えたほうがよい場合もあります。

では、どのような健康状態の方がそれに該当するのでしょうか?それは、高カリウム血症と腎臓透析を受けている方です。

通販で購入可能な商品の安全性は問題なし

現在、”ノニ”と名のつく製品が数多く販売されており、その中には身体に悪影響を及ぼすアントラキノンという成分が配合されてしまっているものもあります。

通販で購入が可能な製品の場合では、一定の安全基準をクリアした上でアントラキノンが配合されていないため、その安全性についての不安はまずないでしょう。

ただし、アントラキノンが配合されていないノニであっても、やはり高カリウム血症や腎臓透析を受けている方が摂取した場合には、肝機能障害が発生してしまう危険性が否めません

健康に良いといわれているノニであっても、このような疾病をお持ちの方は摂取を控えましょう。どうしても摂取したいという場合には、まずは医師の所見を確認してみましょう。

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アントラキノンって何?

ノニジュース飲まない方がいい人
Wikipediaでは、下記のように説明されています。

アントラキノン (anthraquinone) は芳香族に属する有機化合物で、アントラセンの誘導体である。黄色から薄い灰色、もしくは緑がかった灰色をしており、結晶性の粉末である。
アロエやセンナ、ダイオウやカスカラといった、ある種の植物に含まれている。また菌や藻類、昆虫などにも存在しており、着色の原因となっている物質である。天然のアントラキノン誘導体は下剤として働くものが多いとされている。

引用元:アントラキノン – Wikipedia

アントラキノンは、下剤に使用されることが多く、その効果は強力だと言われています。

しかし、一方で長期的服用が原因で大腸メラノ―シスという、大腸の神経にまで影響を及ぼす副作用もあり、これが悪化すると大腸がんになることもあります

強力な効果がある反面で、このような副作用もあるアントラキノンなので、ノニを選ぶときにも、アントラキノンが配合されていないと確信できるノニジュースを選びましょう。

アントラキノンが含まれていないか要チェック

アントラキノンとはいったいどのような成分なのでしょうか?

アントラキノンとは、ノニの根の部分に含まれている成分で、前ガン細胞の活動抑制効果を期待することができると考えられています。

しかしながらその一方で、アントラキノンによる肝機能障害などの事例が報告されていますので、ノニ製品を選ぶ際には、アントラキノンが配合されていないことをきちんと確認しておきましょう。

アントラキノンによる肝機能障害の事例

実際にどのような事例が報告されているのか、引用となりますが、下記でご確認ください。

(症例2)62歳女性。

嘔吐と下痢にて2003年9月に入院。
入院時検査では、急性肝炎所見(GOT,GPT,γGT、ALP,ビリルビンの増加)。

患者は、1999年に慢性B細胞白血病として診断、fludarabine投与により2002年寛解傾向を示していた。
この期間中肝機能は正常で定期的な他医薬品の服薬はなかった。

2003年4月から7月に患者は2リットルのタヒチアン・ノニジュースを飲用。

ウイルス性肝炎などは除外された。
肝臓細胞生検では、特発性薬物性肝炎所見が認められた。
腹部超音波検査で胆道閉塞やBudd-Chiari症候群の兆候はなし。
また、この期間他の肝臓毒性をもたらす可能性のある医薬品の服薬はなし。

入院後30日間に検査値は徐々に改善(ビリルビン値3.9mg/dl)した。9ヵ月後、ビリルビンも含め検査値は正常に回復し、何ら症状変化はない。

発表者の見解:

2例ともタヒチアン・ノニジュースと肝臓機能低下、”一時的、当座(temporal)”の関連、ならびに急性炎の他の原因が全く排除されないことから植物由来の肝臓毒性と結論。最も肝臓毒性を引き起こす物質はアントラキノン類と類推し、特にノルダムナカンタール、モリドン、ルビアディンを上げている。

報告文献の全ページを入手しましたので、詳細報告を行ないます。

II. 報告文献:Herbal hepatotoxicity: acute hepatitis caused by a Noni preparation (morinda citrifolia):
European J Gastroenterology and Hepatology 2005;17(4):445-447
著者:Gunda A Millonig, Sylvia B Stadkman, Wolfgang A Vogel (オーストリア)

引用元:東京ノニ研究所公式サイト

上記の症例は、東京ノニ研究所というサイトの「タヒチアン・ノニジュースによる肝臓毒性の症例報告」に記載されているものです。

このほかにもノニジュースに含まれていたアントラキノンが原因で肝機能の障害を引き起こしたという報告もあり、アントラキノンが含有されているものを選ぶことがどれほどリスクのあることか、お分かりいただけたと思います。

ノニ製品の価格は実にまちまちで、安価な製品も市場に出回っています。

ところが、そのような安価な製品の中には、アントラキノンが混入してしまっているものがありますので、とにかく、製品の価格だけに騙されないこと、これが大切です。

また、現在高カリウム血症と診断されていない方であっても、もともと肝臓や腎臓に疾患がある疑いのある方は、万が一のことを考え、ノニは摂取しないように注意して下さい。

このような疾患をお持ちの方が間違ってノニを摂取してしまった場合には、直ちにかかりつけの医師に相談し、指示を仰ぎましょう。

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まとめ

  • アントラキノンが肝機能障害に関与していることは事例を見ても明らかな事実
  • 通販で販売されているノニジュースは一定の安全基準をクリアしているので安全性は保障されている
  • 万が一も考え、肝臓や腎臓に疾患の疑いのある方はノニの摂取は控えましょう