睡眠薬には不眠症を治す効果はない?睡眠薬の種類と作用時間

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眠りたいのに眠れない。そんな日が続くと体力的にも精神的にも参ってしまいます。

かと言って睡眠薬を飲むのは、抵抗があるという方もいると思います。

睡眠薬と睡眠導入剤には微妙な違いがあり、また、睡眠薬は一種類ではなく、いくつかの種類に分類されています。

今回は睡眠薬についてご紹介します。

睡眠薬と睡眠導入剤との違いは?

睡眠薬と睡眠導入剤は、どちらも不眠症の症状を改善するための薬ですが、睡眠薬の場合では、睡眠時間を持続させるために用いられ、睡眠導入剤の場合では、入眠障害の方の寝つきを良くするために用いられる薬であるという微妙な違いがあります。

ですが、医療機関ではこれらに対する線引きが行われていないことが多く、ただ単に寝つきを良くしたいのか、それとも睡眠時間を持続させたいのかによる使い分けが行われることが多くなっています。

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睡眠薬は作用時間によって分類されている?

睡眠薬は、患者の睡眠状態によって使い分けられ、以下の4種類に大別されています。

  • 超短時間作用型
    睡眠時間の持続効果が3~4時間で消失するタイプ
  • 短時間作用型
    睡眠時間の持続効果が5~6時間で消失するタイプ
  • 中間作用型
    睡眠時間の持続効果が7~8時間で消失するタイプ
  • 長時間作用型
    睡眠時間の持続効果が9~10時間で消失するタイプ

このように分類されており、医師の判断によって個々の症状に合わせたタイプの睡眠薬が処方されます。

これらの睡眠薬は、超短時間作用型では体内における分解・吸収が早くいため、服用後約30分から40分程度で効果が現れ始め、長時間作用型の場合では体内での分解・吸収のスピードが緩やかであるため、効果は超短時間型のように早い段階で現れるものではありませんが、成分がゆっくりと吸収されていくことから、睡眠時間が長時間持続するという特徴を持っています。

つまり、超短時間型の睡眠薬は寝つきが悪い方に適しており、長時間作用型では早朝覚醒など、起床予定時間よりも早く目覚めてしまう方に適しているということです。

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不眠症を治す効果はない?

睡眠障害のひとつとして挙げられるのが不眠症の症状ですが、睡眠薬は不眠症の症状を一時的に緩和することはできても、根本的な完治を目指すことができるというものではありません

というのは、不眠症は個々の生活習慣に原因が隠されていることもあり、その生活習慣を改善しない限り、根本的な完治が難しい場合もあるからです。

不眠症でお悩みの方が睡眠薬で症状の改善を試みる場合には、ご自身の生活習慣を振り返り、改善すべき部分が見つかったのであれば、できる限りご自身でそれを改善する努力も行う必要があります。

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まとめ

  • 睡眠薬は、睡眠時間を持続させるため。睡眠導入剤は、入眠障害の方の寝つきを良くするため。
  • 睡眠薬は、患者の睡眠状態によって使い分けられ、以下の4種類に大別されている。
  • 睡眠薬は不眠症の症状を一時的に緩和するもの。できる限りご自身でそれを改善する努力も必要。