抗うつ剤に抵抗がある方におすすめ!漢方薬によるうつ病治療と効果

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うつ病治療につきものなのが薬の服用ですが、抗うつ剤の服用に対して抵抗のある方は、漢方薬がおすすめです。

うつ病に対する漢方薬の役割と、効果的な漢方薬をご紹介します。

漢方医学に見るうつ病とは?

漢方医学では、うつ病を「気」が滞ってスムーズに流れていない状態であると考え、「気」を自然に流す効果のある漢方薬や、鎮静作用のある漢方薬を処方し、ゆっくりと治療を行って行きます。

漢方には、「気(き)」、「血(けつ)」、「水(すい)」という考え方があり、それぞれに異なった意味を持っています。


  • 生命エネルギーで、おもに神経機能の健康を表すといわれています。

  • 全身を巡って栄養分を各所に送り届ける、血液を意味します。

  • 血液以外に身体を流れている体液を意味します。

漢方では、これらの3つがバランスよく体内に流れている状態を健康と考え、うつ病の場合では、生命エネルギーの滞りがうつ病の原因であると捉え、症状に応じた漢方が処方されます。

また、東洋医学である漢方では、西洋医学とは病気に対する考え方が異なり、主に体質改善を目的としていますので、漢方薬の長期間の服用が必要となります。

ただし、漢方薬によるうつ病治療は、比較的症状が軽い方に適用される治療法であり、重い症状が現れている方の場合では、西洋医学に基づいた抗うつ剤などの投与が必要となることが多いようです。

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うつ病に効果的な漢方薬とは?

うつ病に効果的な漢方薬には、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、紫胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、大紫胡湯(だいさいことう)、大承気湯(だいじょうきとう)、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)、分心気飲(ふんしんきいん)、十全大捕湯(じゅうぜんたいほとう)などがあります。

特に、甘麦大棗湯、分心気飲、十全大捕湯は、重度のうつ病患者に対して処方されることが多いようです。

ただし、漢方薬の処方は医師の考え方によって処方が異なりますので、処方される漢方薬はこの限りではなく、「人参(にんじん)」、「黄耆(おうぎ)」、「甘草(かんぞう)」といった成分を配合している漢方薬が用いられることもあります。

また、漢方は西洋医学に基づいて処方される抗うつ剤のように、服用開始から2~4週間程度で効果が現れてくるものではなく、長期間服用する必要がありますので、即効性を求める方には不向きであると考えることができます。

このような漢方薬は、ほとんどの精神科や心療内科で取り扱われているはずですので、抗うつ剤に抵抗をお持ちの場合には、医師に相談してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

  • 漢方には「気」「血」「水」という考え方があり、これらの3つがバランスよく体内に流れている状態を健康と考え、うつ病の場合では、生命エネルギーの滞りがうつ病の原因であると捉え、症状に応じた漢方が処方される。
  • 漢方薬は即効性がなく、長期間継続して服用する必要がある。
  • うつ病に効果的な漢方薬は精神科や心療内科で取り扱われているはずなので、漢方薬による治療を希望する場合は医師に相談してみましょう。