動悸をすぐに治めたい!日頃からできるパニック障害改善方法

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実際に患った経験を持っていないと、なかなか理解することができないのがパニック障害の苦しみです。ですが、近年では、パニック障害をはじめとする心の病に対する世間の理解度が高まり、パニック障害の人との接し方を学ぶ人も増えています。

パニック障害の苦しみは、確かに患った人にしか理解することができないかもしれませんが、それを少しでも知り、病気の人を助けたいという思いを持つ人が増えるというのは、本当に喜ばしいことですよね。

それならば、ここはひとつ、あなたも奮起してパニック障害を改善する対策を打ってみてはいかがでしょうか。

日ごろからできる改善策

まず、訳もなく動悸や息切れ、息苦しさを感じたのであれば、苦しさを感じている部分に意識を向けないということ。

特に動悸が激しくなると、「このまま死んでしまうのでは?」という恐怖が襲ってきますが、このときには心臓に意識を集中させるのではなく、呼吸に意識を集中させてみて下さい。すると、かなり速いスピードで動悸が治まります。

そして、意識して運動を行ってみましょう。運動は、なにもわざわざ時間を作って行わなくても、普段からなるべく歩く、駅では階段を利用するなどの工夫を行うだけで十分です。

運動不足は血流を滞らせて脳への栄養や酸素の供給を遅らせる原因となり、これが自律神経失調症を呼び込む原因となります。そして交換神経が優勢な状態になってしまうと脳は興奮状態に陥り、パニック障害を引き起こしやすくなります。

普段からなるべく身体を動かすことを心がけ、運動不足解消に努めましょう。

そして、調子がよいと感じた日には、短時間でも人と触れ合ってみましょう。近所へ出かけるだけでも相当数の人とすれ違うことができますので、徐々に他人との接触に対する恐怖感が薄れて行くはずです。

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精神療法

認知行動療法(エスクポージャ療法)がこれに当たります。

この治療法は、徐々に広場恐怖を無くしていく方法で、ゆっくりと時間をかけて行います。認知行動療法のステップは以下のようになります。

  1. 駅の改札口に行ってみる
  2. 駅のプラットホームに立ってみる
  3. 第三者の付き添いありで、1駅だけ電車に乗ってみる
  4. 1人で1駅だけ電車に乗ってみる
  5. 各駅停車の電車に2駅以上乗ってみる
  6. 急行電車で1駅だけ乗ってみる
  7. 急行電車で2駅以上乗ってみる

これらのステップは、慣れたら次のステップに移ります。

また、自律訓練法という精神療法もありますので、これはかかりつけの医師に相談してみて下さい。

これはリラックスできる方法を体感で覚えて行く方法ですが、専門家による指導が必要です。

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薬物療法

パニック障害は、薬の服用なしでは行うことができません。というのは、パニック発作などの急場に対応しなければならないときに役立つのが薬だからです。

薬に対する考え方は人それぞれで、特に抗不安剤などの精神薬の場合では服用そのものを嫌う方がいますが、まず、その考え方は捨てるべきです。それは、精神療法だけでは急場に対応することができないからです。

また、薬物療法は2種類に分類され、SSRIという薬物では2~4週間程度で効果が現れはじめるのに対し、ベンザジアゼピンという薬物には即効性を期待することができますので、おもに頓服として用いられます。

そして、漢方薬による薬物療法も可能ですが、漢方薬の特徴は効果の現れ方が緩やかであるという点にあるため、即効性を求めることはできません。

いずれの薬を服用するのであっても、必ず医師の指示に従って服用量を守るということが大切です。そして、医師の指示があるまで中止せず、服用し続けましょう。

自己判断で服用を中止した場合には、症状が悪化する恐れがあります。

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まとめ

  • 歩く距離をのばしてみたり駅では階段を使う等、意識して運動する。
  • 精神療法にはいくつかの段階があるが、いずれも医師・専門家による指導が必要。
  • 精神療法だけでは急場に対応することができないため、薬物療法も続ける。