睡眠薬は短期間で終了?!不眠症の診断ガイドラインとは?

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不眠症の診断および治療にはガイドラインが設けられており、医師はそのガイドラインに従い、適切治療を行います。

ガイドラインで分類される症状や原因、症状ごとに行われる治療についてもご紹介します。

不眠症の診断ガイドラインって?

不眠にはさまざまな種類があり、医師は患者からの訴えを参考に該当する不眠症の種類を割り出し、ガイドラインに準拠した診断を行います。

またガイドラインでは、不眠症をその原因から以下のように分類しています。

  • 急性・一過性の明確なストレス要因
    適応障害性不眠症
  • 睡眠を障害し得る身体疾患(疼痛・?痒など)
    身体示唆感に伴う不眠
  • 誤った生活習慣・劣悪な睡眠環境
    不適切な睡眠衛生
  • 睡眠を障害し得る薬剤・物質
    薬物もしくは物質による不眠症
  • うつ病を主とした精神科的障害
    精神疾患を伴う不眠症
  • 睡眠関連呼吸・運動障害の疑い
    終夜睡眠ポリグラフ検査後に原因を特定
  • 条件付けられた睡眠困難の1カ月以上の持続
    精神生理性不眠症
    原発性不眠症(DSM-IV-TR)
  • 客観的な評価と主観的な訴えとの間に明らかな解離
    逆説性不眠症(DSM-IV-TR)

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不眠症の治療ガイドラインって?

不眠症の治療は、質・量ともに十分な睡眠を確保することにあり、症状ごとに以下の治療が行われます。

  • 適応障害性不眠症
    睡眠衛生指導(補助療法としての適切な睡眠薬投与)
  • 身体疾患に伴う不眠
    睡眠衛生指導(補助療法としての適切な睡眠薬投与)、身体疾患の治療
  • 適切な睡眠衛生
    睡眠衛生指導(補助療法としての適切な睡眠薬投与)
  • 薬物もしくは物質による不眠症
    睡眠衛生指導(補助療法としての適切な睡眠薬投与)、原因薬物・物質の減量・中止、精神科的治療(薬物・精神療法)
  • 精神疾患を伴う不眠症
    睡眠衛生指導(補助療法としての適切な睡眠薬投与)、精神科的治療(薬物・精神療法)
  • 原発性不眠症
    非薬物療法(認知行動療法)

睡眠薬の適切な使用方法

処方された睡眠薬は、医師の指示に従って正しく服用することが鉄則ですが、どのような睡眠薬であっても、できる限り短期間で服用を終了させることがルールとなっています。

つまり、出口(期間)を決めて服用しなければならないということです。というのは、睡眠薬を長期に渡って服用し続けると、離脱症状や依存症といった問題が生まれてくる可能性があるからです。

睡眠薬はあくまでも不眠症を軽減させることを目的として服用するものであり、根本的な不眠症の解決にはつながりません。

不眠症治療は、薬物療法のほか、認知行動療法や睡眠衛生指導があり、患者の状態に応じた方法で治療が行われます。

そして、認知行動療法や睡眠衛生指導こそがメインとなる不眠症の治療方法です。

睡眠薬を服用する際には、これらの治療方法がメインであり、睡眠薬の服用はあくまでも補助的な治療法であるということを知っておきましょう。

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まとめ

  • 不眠症の種類とても多くあり、一度自身に当てはまるところがあるか確かめてみるものいいかもしれません
  • 治療は補助として薬の投与が行われることが多い
  • 処方された薬は一時的な補助であり、メインの治療は認知行動療法や睡眠衛生指導であることを忘れない