副作用に要注意!パニック障害の治療に漢方が取り入れられる理由

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心療内科や精神科は、そこへ足を運ぶこと自体がストレスになることも少なくはありません。

さらに、精神疾患治療のための薬を服用するとなると、そのストレスはさらに大きく膨らんでしまうこともあるでしょう。そして最近では、そのような薬の服用を嫌い、漢方で治療を行いたいという患者さんが増えているのだそうです。

今回は、パニック障害と漢方治療について考えてみることにしましょう。

パニック障害に効く漢方

パニック障害と診断された患者さんに対して処方されることのある漢方には、以下のような種類があります。

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苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

比較的体力があり、パニック消化性に伴う動悸・息切れ、のぼせ、めまいなどの症状がある方に適した漢方薬です。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

ささいなことが気になって落ち着かない、ちょっとしたことですぐパニックを起こす、ストレスを感じやすいという方に適した漢方薬です。

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

すぐにカッとなりやすい、常に怒りっぽい、イライラなどの症状が現れている方に適した漢方薬で、パニック障害だけではなく、更年期障害の諸症状にも効果を発揮するといわれています。

副作用や使用時の注意点

漢方は生薬だから副作用がない。このようにお考えの方は多いのではないでしょうか?

ですが、その認識は間違いで、漢方薬であっても体質によっては副作用が現れることがあります。

たとえば、身体全体がだるい、血圧の上昇、むくみ、発疹、負の痒みなど。また、胃の不快感や食欲不振などの症状が現れることもあるといわれています。

このような症状は漢方薬を服用すれば必ず現れるというものではなく、体質によって現れる可能性があるということです。漢方薬でのパニック障害治療をお考えの方は、ご自身の体質をよく知り、漢方薬に含まれている成分をきちんと確認してから服用することを心がけて下さい。

特にアトピー性皮膚炎などのアレルギーをお持ちの方の場合では、どの成分がアレルゲンとなるかわかりませんので、必ずかかりつけの医師に相談して、アレルゲンとなる心配がほぼない成分を配合している漢方薬を選んでもらうとよいでしょう。

パニック障害で漢方薬を考えるケース

パニック障害おもな症状には、「パニック発作」、「予期不安」、「広場恐怖」があり、特にパニック発作の場合では、早急に処置を行って症状を鎮めることがなによりも大切ですので、このような場合では漢方薬ではなく西洋医学に基づいて処方された内服薬の服用を行う必要があります。

というのは、漢方薬はゆっくりと効果が現れてくるという特徴を持ち、即効性を求めることができないからです。つまり、一刻を争う症状が現れた場合では、漢方薬では対応しきれないこともあるということです。

では、どのようなときに漢方薬の服用を考えるとよいのでしょうか?

まず第一に挙げられるのは、心理的な効果を得たいときでしょう。冒頭でも述べていますが、精神疾患を改善する西洋医学に基づいた治療薬の服用は、ご本人にとっては”悪い意味で特別視されている”という心理が働くことがあります。そして、それがストレスになってしまうことも少なくはありません。

では、漢方薬ではどうでしょうか?

漢方薬の場合では、どちらかというと、医薬品というよりかはサプリメントのような感覚で捉える方が多く、ご自身が特別視されているという感覚を持つ方は少ないと考えることができます。

また、漢方薬にも副作用がないわけではありませんが、西洋医学に基づいた治療薬と比較した場合には、副作用の現れ方が弱いと考えられますので、医薬品よるアレルギーを引き起こしやすい方にも適しているといえるでしょう。

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さらに、漢方薬の他にもノニの成分がパニック障害に良いとも言われています。

130種類以上の栄養成分が含まれるノニには、パニック障害の治療薬にも含まれる「セロトニン」という成分も入っています。

このセロトニンの働きのおかげで、ノニでパニック障害が改善されたという話も聞くようになったのです。

こうした自然食品も、パニック障害の方にとっては、「悪い意味の特別視」を取り除くことができるのではないのでしょうか。

「健康の為」という意識で、治療薬の一つとして、ノニを取り入れるのもよいかもしれませんね。

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まとめ

  • パニック障害と診断された患者さんに対して処方される漢方は主に「苓桂朮甘湯」「桂枝加竜骨牡蛎湯」「抑肝散加陳皮半夏」の3種類。
  • 漢方薬でのパニック障害治療をお考えの方は、自分の体質をよく知り、漢方薬に含まれている成分をきちんと確認してから服用する。
  • 漢方薬であっても体質によっては副作用が現れることがあり、特にアトピー性皮膚炎などのアレルギーをお持ちの方のは、どの成分がアレルゲンとなるかわからないので、必ずかかりつけの医師に相談して、アレルゲンとなる心配がほぼない成分を配合している漢方薬を選んでもらうこと。
  • ノニジュースには「セロトニン」が含まれており、パニック障害の緩和にも役立つ。