幻聴や幻覚も?!急にやめると不眠症が酷くなる睡眠導入剤の副作用

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どのような薬であっても副作用のリスクはあり、睡眠導入剤もまた例外ではありません。主に寝つきが悪い方に処方されるもので、効果が短時間型のため、副作用があまりないように考えてしまいます。

しかし、薬なのですから、やはり副作用はあります。

睡眠導入剤の副作用とは?

市販の睡眠導入剤の副作用は?

医師の処方なしで購入することが出来る市販の睡眠導入剤は、病院で処方される睡眠導入剤と比較した場合には成分が弱いという特徴を持っていますが、副作用のリスクがないわけではありません。

市販の睡眠薬には眠気を誘発するジフェンヒドラミンという成分が配合されていることが多く、この成分によって口の渇きや目のかすみ、頻脈・動悸、異常なまぶしさを感じるなどの副作用が現れることがあります。

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病院で処方される睡眠導入剤の副作用は?

一時的に健忘症のような症状が現れる一過性前向性健忘という副作用が起こることがあります。この副作用の現れ方には個人差があり、睡眠導入剤を服用してから寝付くまでの記憶がなくなる、夜中に途中で目を覚ました間に、起きた出来事の記憶がなくなる、朝目覚めたときの出来事の記憶がなくなるなど、ピンポイントで記憶がなくなるという症状が現れることがあります。

そして、特に夜中に途中で目を覚ました際には、夢遊病患者のように歩きまわるなどの行動を起こすこともありますが、ご本人の記憶には何も残っていません。

そして、筋弛緩作用によるふらつきや転倒、翌日の日中の眠気、耐性がついて服用量がどんどん増える、睡眠導入剤を服用していないと不安感を覚える依存症などの副作用が現れることもあります。

特に一過性前向性健忘の症状が現れた場合では、ご自身の意思とは関係なく問題行動を起こすことも考えられますので、ご家族などに問題行動を指摘された場合には速やかに医師に相談して、睡眠導入剤の種類変えてもらう、服用量の調節をしてもらうなどの処置を取りましょう。

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睡眠導入剤に依存するとどうなるの?

常に睡眠導入剤の力を借りて睡眠に入ることができていたわけですから、服用をやめると自然な入眠方法がわからなくなることがあります。さらに、離脱症状として幻聴や幻覚、耳鳴り、口の渇きなどをはじめとするさまざまな身体の不調が現れてくることがあります。

そして、最も患者さんを悩ませるのが反跳性不眠症という副作用で、睡眠導入剤を急に中止したせいで以前よりも強い不眠症状が起こるというものです。この症状が現れると、実際には不眠症が改善と中であるのにも関わらず、自分には睡眠導入剤がまだ必要であると思い込んでしまう傾向が強くなります。

睡眠導入剤は、いつかは服用を中止しなければなりませんが、自己判断で急に中止するとこのような副作用が現れることがあります。睡眠導入剤を中止する方向へ持っていくためには、医師の指導に従って少しずつ服用量を減らしていくことが大切です。

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まとめ

  • 市販の睡眠導入剤は、成分が弱いがフェンヒドラミンによる副作用が現れることがある。
  • 病院で処方される睡眠導入剤は、一過性前向性健忘の症状がでる場合がある。
  • 依存を避けるために、医師の指導に従って少しずつ服用量を減らしていくことが大切。