うつ病だと朝起きれない動けない?原因と3つの改善方法

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うつ病の人から良く聞くのが「朝起きるのが辛い。」という言葉です。

どうしてうつ病になると朝が辛いものになってしまうのでしょうか?

朝起きられない、動けない原因と改善方法をご紹介します。

うつ病になっていると朝起きるのが辛く動けない

うつ病になっている場合、毎日どんな朝を迎えるのでしょうか?

もちろんこれには個人差がありますが、まずうつ症状が酷いときは起きることもままなりませんし、起きたときの気分は最悪です。

頭痛がしたり、霧がかかったようにボーっとした感覚が続きます。

それでも学校や会社に行くためになんとか身支度を始めるのですが、その間は体のだるさがつきまとい、ろくに考え事もできない状態です。

そうこうしているうちに本当に必要最低限の準備だけすませて、学校や会社になんとか行くのですが、学校や会社についても漠然とした不安感に悩まされます。

このようにうつ状態になると、辛い朝を毎日迎える人が多いのです。

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うつ病の症状「日内変動」とは

うつ病になると朝が辛くなるといいましたが、そこから少しずつ辛さが改善されていき夕方や夜になるとすっかり気分が良くなっていることがあります。

うつ病を訴えている人のこういった姿をみると、中には「うつ病は甘えだ。」と思ってしまう人がでてきます。

しかしこれは立派なうつ病の特徴であり、甘えではありません。

こういった気分の変化の原因は「日内変動」にあります。

うつ病になっている人のほとんどがこの日内変動の症状があらわれていることを認めており、多くの場合は朝に気分が最も悪く、夕方になるにしたがって気分が楽になってくるといいます。

なぜうつ病になると日内変動が起きるのか、その原因ははっきりとは解明されていませんが、人の体内に存在する生体リズムに異常が生じているのではないか?と考えられています。

うつ病 朝
生体リズム、いわゆる体内時計と呼ばれるものですね。

うつ病で日内変動が発生している場合、次のように体内時計に狂いが生じていると考えると分かりやすいかもしれません。

「起床するべき朝の6時になっても体内時計は夜の10時のままで、体はこれから寝る体勢に入っているのでなかなか起きれない。
午後の2時になった頃に体内時計が朝の6時を迎え、少しずつ体が動くようになってくる。
夕方を迎えるころには体内時計もお昼をむかえ、気分も楽になりやる気もでてくる」

このように日内変動=体内時計のズレが発生することによって、うつ病患者の多くが辛い朝を迎えているのです。

大切なのは周囲の人もそうですが、なによりうつ病患者自身が日内変動を理解することです。

日内変動の存在を知らないと「自分は怠け者なんだ。」と勘違いしてしまい、うつ病になっていることに気付けないこともあるのです。

日内変動の改善方法とは

朝の辛さの原因ともなる日内変動を改善するためには、体内時計のズレを修正する必要があります。

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起きたら朝日を浴びる

まずは朝起きたら必ず朝日を浴びるようにしましょう。

人間は太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされるようになっています。

朝起きるのは辛いですが、なんとか布団から抜け出してカーテンを開けて朝日を浴びるようしましょう。

朝起きたら着替える

うつ病になってしまうと治療の意味もかねて1日中休養をとって過ごすことも珍しくありません。

しかし、いくら1日中休養をとってもいいからといって、昼も夜も同じように生活していいというわけではありません。

昼と夜の区別がなければ、結局夜更かしをしたりする原因になってしまいます。
1日中休養をとると決めていても、朝起きたらしっかりと着替えて生活にメリハリをつけるようにしましょう。

30分程度の運動をする

運動をすることで体内では精神が安定したり眠りにつきやすくなる成分「セロトニン」が分泌されます。

1日30分程度の軽い運動をするように心がけることで、夜眠りにつきやすくなり、眠りの質も向上します。

うつ病の人にとって朝起きるのは本当に辛いことですが、午後になると普段通りの体調に戻ることもあるため、単なる怠け癖と勘違いしてしまいがちです。

しかしそれには日内変動というハッキリとした理由があり、改善の余地も十分にあります。

まずは自分がうつ病であることに気付くこと。

そして改善するための対策を早めにとっていくことが朝の辛さ、そしてうつ病を治していくために必要なことになります。

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まとめ

  • うつ病になっている人のほとんどがこの日内変動の症状があらわれていることを認めており、多くの場合は朝に気分が最も悪く、夕方になるにしたがって気分が楽になってくる。
  • 日内変動の原因ははっきりとは解明されていないが、人の体内に存在する生体リズムに異常が生じているのではないか、と考えられている。
  • 朝の辛さの原因ともなる日内変動を改善するためには、体内時計のズレを修正する必要がある。