毎晩見てしまう悪夢とうつ病の関係・症状とは?

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刃物を持った人に永遠と追いかけられる。

誰でもそんな悪夢を一度は見たことがあるのではないでしょうか?

実はうつ病になった人は、悪夢を見やすくなるといわれています。

なぜ悪夢を見る?

人はなぜ悪夢を見るのか?

実は人が悪夢を見る理由は、ハッキリと解明されてはいません。

しかし、可能性としては次のようなものが考えられています。

眠りが浅い

まずどうして人が夢を見るのか?という話からですが、私達人間は実は毎日夢を見ています。

しかし一般的にはそんなに頻繁に夢を見たという記憶は残りませんよね。

なぜかというと深い眠りについているからです。

人の眠りは、浅い眠りと深い眠りを繰り返しているのですが、夢を見るのは浅い眠りのときです。

そのため深い眠りの割合が多ければ多いほど、浅い眠りのときにみた夢の記憶も薄れてしまい意識に残らなくなるのです。

逆に考えると眠りが浅い場合は、良い夢・悪い夢に関わらず記憶として残りやすくなるというわけです。

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記憶の中に怖い記憶、辛い記憶、不快な記憶が多い

眠りが浅ければ夢が意識に残りやすくなります。

ではなぜ良い夢ではなく、悪夢をみることがあるのでしょうか?

それは記憶の中に怖い記憶、辛い記憶、不快な記憶といったようにネガティブな記憶が多くなっているからだと考えられています。

うつ病 悪夢
夢というのは脳が一日の記憶を整理しているときに発生します。

そのため記憶の中にネガティブな記憶が増えれば増えるほど、脳はネガティブな記憶を整理しなければいけなくなり、このときに発生する夢も悪夢になってしまいやすいのです。

このように悪夢を見る理由は眠りの浅さとネガティブな記憶にあると考えられています。

そして、うつ病にはこの2つの症状があてはまります。

うつ病になるとほとんどの人は睡眠障害に悩まされますし、不安や焦りといった気分を感じやすくなります。

そのためうつ病の人は悪夢を見やすくなってしまうのです。

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悪夢障害とは

実は悪夢をみることで睡眠に障害がでる「悪夢障害」というものがあります。

これは特に子どもにあらわれるもので、夜中に怖い夢を見てしまい何度も目を覚ます、または寝つきが悪くなってしまう障害です。

うつ病 悪夢
夢を見て目を覚ましても、多くの場合は夢の詳細をはっきりとは覚えていません。

しかし悪夢障害の場合は悪夢の内容をはっきりと覚えているという特徴があります。

悪夢の内容をはっきりと覚えているせいで毎晩眠りにつくのが怖くなり、睡眠不足になってしまうこともあるのです。

悪夢障害の原因ははっきりとは解明されていませんが、精神的なストレスが関係しているのではないかと考えられています。

悪夢障害が出やすい子供は感受性も豊かなので、大人にとっては平気なことでも恐怖を覚えたり、精神的なストレスを頻繁に感じることが悪夢のきっかけとなりうるのです。

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改善方法とは

まず悪夢を見たからといって、うつ病や悪夢障害だというわけではありません。

体が正常な状態でも、一時的に嫌な状態が続くことで悪夢を見てしまうことだってあります。

そのため、たまに悪夢を見る程度であれば改善するための方法をとる必要はないでしょう。

積極的に悪夢を改善していく必要があるのは、「悪夢を頻繁にみており、悪夢を見ることで生活に支障が出ている場合」です。

うつ病を患っている人の中には、頻繁に悪夢に悩まされている人も多いです。

これを改善するためには、悪夢を見ないようにするというよりはうつ病の症状を解消していったほうがいいでしょう。

睡眠障害の改善、睡眠薬の服用、精神療法など…。

眠りの浅さ、そして不安や焦りといった不快な気分になりやすいうつ病の特徴を解消することが悪夢を見ないことにも繋がっていくのです。

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まとめ

  • 眠りが浅ければ夢が意識に残りやすくなり、記憶の中に怖い記憶、辛い記憶、不快な記憶といったようにネガティブな記憶が多くなっているからだと考えられている。
  • 悪夢をみることで睡眠に障害がでる「悪夢障害」というものがあり、特に子どもに症状があらわれる。
  • 改善するためには、悪夢を見ないようにするというよりはうつ病の症状を解消していったほうがいいでしょう。