パニック障害は治らないって自己暗示かけてない?

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もしかするとパニック障害かもしれない。そう考えて病院へ足を運んだあとは、医師の指示に従い薬を服用する日々がはじまります。

そして、症状改善される兆しが現れるようになったころから、薬の服用に加えて「認知行動療法」が行われるようになります。

また、パニック障害が完治するまでの期間には個人差がありますが、早い方では治療開始から3カ月程度で完治してしまうことがあるようです。

ところがその反対に、長期間治療を続けているのにも関わらず、一向に症状が改善されない方も存在しているようです。

治らない理由とは?

パニック障害は心の病であるため、医師や薬だけに頼っていては完治が難しくなります。もちろん、パニック障害はパニック発作や広場恐怖といった恐怖を覚える症状が現れやすい病気ですので、薬の服用は大切です。

そして、苦手な場所や状況に徐々に慣らして行く認知行動療法ももちろん必要です。

そしてもうひとつ、あなたご自身が努力を行わなくてはならないことがあります。

それは、「予期不安」に打ち勝つ努力です。

とはいえ、無理に恐怖を抑えようとしてもダメです。そのようなことをしていたら、ますますパニック障害を悪化させる原因になってしまうこともあります。

では、どうすればよいのでしょうか?

まず、恐怖を感じるのはしかたのないことですし、それが一朝一夕に解消されることはありません。ですが、あなたは医師から薬を処方されていますよね? そして、医師の指示に従ってきちんと薬を服用しているのであれば、確実に快方へ向かっています。

ここでよけいなことを考えて、「もう治らないかも」などと落ち込んでしまったら、いつまでたってもパニック障害を克服することはできません。この予期不安に支配されてしまっている限り、パニック障害の完治は難しくなります

よけいなことを考えそうになったら、まず「大丈夫、治るよ」と、ご自身を励ましてあげましょう。これを習慣にすることで、予期不安が起こる回数が減って行きます。

さらに、パニック障害は交感神経が優勢な状態になると起こりやすくなりますので、自律神経のバランスを整える治療も行ってみるというのもひとつの方法です。

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パニック障害の段階

パニック障害やうつ病などの心の病は、急性期、停滞期、回復期のように分類することができます。

これらの段階にはっきりとした境目はありませんが、発症から症状が悪化して行く時期を急性期、治療を開始してから症状が安定する時期を停滞期、治りかけで、前進と後退と繰り返しながら快方へ向かう時期を回復期と、大まかに分類することができます。

この中でも特に肝心なのが回復期で、この時期に油断してしまうと、一気に急性期のような状態に逆戻りしてしまうことがあります。

なんとなく調子がよいと感じても、医師の指示に従ってしっかりと治療を続けましょう。

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治ったと思って自己判断で治療をやめないこと

パニック障害治療のゴールは、もちろん完治です。ところが、パニック障害をはじめとする心の病は完治の判断が難しいため、完治のような状態にまで回復したとしても、しばらく治療を行う必要があります。

たとえば、足を骨折したとしましょう。

この場合では、骨同士がきちんとつけば、それでとりあえずは完治ということになります。ですが、骨折していた側の足はギプスがつけられて運動が制限されていたため、反対側の足よりも筋肉が弱っています。

そして、ここで普通に歩いたらどうでしょうか? 筋肉が足の運動について行くことができず、転んでしまうことが考えられますよね? つまり、普通に歩き出す前にリハビリ行う必要があるということです。

これは、パニック障害でも同様です。

パニック障害は骨折のように目視で確認することができませんので、それだけに完治の判断が難しくなります。そして、調子が戻ってきたところでスパッと治療をやめてしまった場合には、パニック障害が再燃して、以前よりも辛い症状が現れることもあります。

よくなったように思えても、パニック障害は簡単に治る病気ではありませんので、医師から完治を知らされるまでは、リハビリのつもりで治療を続けましょう

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まとめ

  • 薬の服用と認知行動療法を行いつつ、不安に打ち勝つ努力を。
  • よくなってきたかな、という回復期であっても油断せずに治療する。
  • 医師から完治したというお墨付きをもらうまではリハビリのつもりで治療を続ける。