パニック障害克服のためには「病気のことは忘れること」

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パニック障害は心の病気です。

心の病気は周りが手助けをしたとしても、本人が治す意思がなければ治るものではありません。

意思があっても何から始めれば…、という方に克服するためにはどうすればよいのかをお話します。

パニック障害とは

パニック障害は、その病名が確立されたのが1990年であることから、比較的歴史の浅い病気であると捉えられがちです。

ですが、それ以前からパニック障害と同様の病気は見つかっており、不安神経症または不安障害などという病名がつけられていたようです。

パニック障害は精神疾患に分類される病気ですが、100人に1~3人と、発症率が高いという特徴を持っています。

つまり、特別な人だけがパニック障害を発症するのではなく、どなたでも発症する可能性のある病気であるということですね。

また、パニック障害は心と体の病気であるため、その原因の特定は難しいとされていますが、過度のストレスや睡眠不足、アルコールやカフェインの大量摂取、喫煙などが発症の引き金になるのではないかと考えられています。

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症状

パニック障害に多い症状には、めまい、動悸・息切れ、窒息感(息苦しさ)、発汗、吐き気などです。

そして、これらの症状は前触れなく起こることが多いため、これらを総称して、パニック発作と呼びます。

パニック発作は何度でも繰り返すという特徴を持ち、この状態が長期に及んだ場合では、次回起こるかもしれないパニック発作の不安による「予期不安」、そして、パニック発作が起こった状況が思い起こされて、行動範囲を狭める原因となる「広場恐怖」などの症状が現れてくることがあります。

特に「予期不安」や「広場恐怖」は、生活そのものに支障をきたす症状ですので、症状を食い止めるためには、専門医による適切な治療が必要となります。

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克服するためには

最も大切なことは、ご自身がパニック障害という病気をしっかりと理解し、できる限り早めに治療を開始するということです。

パニック障害のような心と体の病気を患ってしまった方の中には、どうしてもそれをご自身で受け入れることができず、病院へ足を運ぶことですら拒否しようとする方がいらっしゃいます。

ですが、風邪を引いたら病院で抗生物質などの処方を受けるのと同様、パニック障害も医師の所見によって正しく治療を行わない限り、病状が悪化することはあっても、快方に向かうことはまずありません。

まずは、ご自身がパニック障害であるという事実を受け入れ、病気の特徴をしっかりと理解した上で、治療を開始しましょう。

そして、常にご自身のパニック障害について考え続けている方は、完治が遅れると言われています。

いつ起こるか分からない発作に対する不安や恐怖は一朝一夕に消すことはできませんが、できる限りリラックスすることを心がけて、パニック障害と向き合った方は、比較的早い段階でパニック障害を克服することができるでしょう。

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まとめ

  • パニック障害は心と体の病気であるため、その原因の特定は難しいとされていますが、過度のストレスや睡眠不足、アルコールやカフェインの大量摂取、喫煙などが発症の引き金になるのではないかと考えられている。
  • パニック障害に多い症状には、めまい、動悸・息切れ、窒息感(息苦しさ)、発汗、吐き気など。
  • パニック障害であるという事実を受け入れ、病気の特徴をしっかりと理解した上で、治療を開始しましょう。