特別扱いは厳禁!パニック障害の方との上手な接し方

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パニック障害がどのような病気か理解することができても、患者さんとどのようにして接したらよいのかわからない。

これは、パニック障害の人を友人に持つ人や、パニック障害の患者さんのご家族に多い悩みごとだといいます。

そこには、パニック障害は精神疾患の一種であるため、下手な接し方をすると症状を悪化させてしまうかもしれないという思いがあるのでしょう。

では具体的に、パニック障害の人にはどのようにして接したらよいのでしょうか?

基本的には普通に接する

パニック障害 接し方
パニック障害の患者さんが最も落ち込むこと、それは、あからさまに特別扱いされることです。それは、「他人から見て、やっぱり私は普通ではないのかもしれない」という心理が働いてしまうからです。

たとえば、腫れものに触るかのようにビクビクとした態度で接する、患者さんと目を合わせない、恐る恐る話しかけるなどが、患者さんを最も傷つける接し方です。

そして、「私が病気になったせいで、周囲に迷惑をかけている」という思いが膨らみ、症状が悪化してしまうこともあります。

つまり、周囲のおどおどした態度が、患者さんの不安をより一層大きくしてしまう可能性があるということです。

では、どうすればよいのでしょうか?

それは、”特別なことをしない”ということです。つまり、変に気を使い過ぎず、普段通りに接するということです。

パニック障害の患者さんは、不安が膨らめば膨らむほど、周囲に迷惑をかけているという思いが大きくなればなるほど、症状が悪化します。

あなたがよかれと思って行った気遣いが、逆に患者さんを特別扱いしていることになり、傷つけてしまう可能性があるということを知っておきましょう。

また、パニック障害を患ってはいても、パニック発作が起こらない限り普通に生活することができているわけですから、むしろよけいな気遣いをするほうが不自然です。

パニック障害の患者さんに接する際には、その人がパニック障害を患っていることをひとまず横に置いておいて、自然な態度で接しましょう。

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パニック発作を起こした時の接し方

パニック障害 接し方
一緒に過ごしていたパニック障害の患者さんが、突然自分の目の前でパニック発作を起こしたら本当に慌ててしまいます。パニック発作は見ているこちらも辛くなりますし、それだけに、いち早くなんとかしてあげたいという思いが広がります。

ですが、ここは絶対に慌ててはいけません

考えてもみて下さい、発作を起こしているパニック障害の患者さんは、今、まさに死んでしまうかもしれないという恐怖と闘っています。ここであなたまで慌ててしまったら、患者さんの恐怖心をますますあおることになり、なかなか発作が治まらなくなってしまうことも考えられます。

パニック障害の患者さんが発作を起こしたら、まず、次のように声かけます。

「私がいるから大丈夫、心配しないで」

「大丈夫、すぐに治まるに決まっているから」

「呼吸できる?ゆっくり呼吸してみようか」

「お薬持ってきた?飲ませてあげるよ」

このような感じです。

また、椅子があれば座らせてあげる、寄りかかる場所があれば寄りかからせてあげるなどすると、これだけでずいぶん患者さんは落ち着きます。

このようにあなたが取った行動によって、パニック発作を起こした患者さんは、「この人と一緒にいて本当によかった」、「助けてくれる人がいる、よかった」という思いの中、恐怖感が少しずつ和らぎ、発作は治まります。

パニック障害は、それ自体が命を脅かす病気ではありませんし、発作を起こしたからといって、後遺症が残るわけでもありません。

パニック障害の患者さんが発作を起こしたとき、まずあなたがしなければならないことは、とにかく患者さんを安心させてあげるということです。

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まとめ

  • 特別扱いせずに自然に接するよう心掛ける。
  • 椅子があれば座らせてあげる、寄りかかる場所があれば寄りかからせてあげるなどすると、これだけでずいぶん患者さんは落ち着く。
  • 発作が起きた時は慌てず、自分が一緒に居るから大丈夫と安心させる。