パニック障害とは死との向き合い―症状と原因―

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皆さんも一度は聞いたことのある「パニック障害」。

しかし名前から病状を想像するだけで実際にどんなことが起きているのか知っている方は少ないのではないでしょうか?

パニック障害は患者の方はもちろんですが、何より周りの方が知っていてほしい病気です。

今回お話するパニック障害の病状についてをしっかり読んで認知しましょう。

パニック障害とは?

脳に特に異常が認められないのに、電車などの乗り物の中で突然めまいや動悸、立ちくらみ、窒息感、発汗などの症状が現れる病気で、これらの状態が続くことをパニック発作と呼びます。

また、このような状態が起こったご本人は、「このまま死んでしまうかも」という強い恐怖を覚え、これがパニック障害の最大の特徴であると考えられています。

また、パニック障害は寝る直前のリラックスタイムに起こることもあり、これはリラックスパニックと呼ばれています。

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パニック障害の症状

上記でご説明した症状に加え、まだ起こってもいないパニック発作が起こったらどうしようと考えて不安になる「予期不安」、以前にパニック発作が起こったときと同じ状況になることに対して覚える「広場恐怖」などの症状が、パニック障害の典型的な症状であると考えられています。

パニック障害とは
引用元:ともクリニック浜松町

また、パニック発作は「乗物恐怖症」、「外出恐怖症」、「高所恐怖症」、「飛行機恐怖症」、「外食恐怖症」、「留守番恐怖症」などとなって現れてくることもあり、MRIなど狭い空間に閉じ込められることにより起こる「閉所恐怖症」なども、パニック発作のひとつとして挙げられます。

パニック発作は10分~1時間程度で治まることが多いものですが、パニック発作を起こしたご本人にとっては、それが死と隣り合わせの時間であると捉えることが多く、それがまた、予期不安や広場恐怖を大きく広げていく原因になります。

ですが、パニック発作そのものが命に危機を与える可能性はありませんので、この部分については心配ありません。

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パニック障害の原因

パニック障害が起こる詳しい原因については、今のところ完全に解明されていません。現在までにわかっていることは、以下の要因がパニック症状の発症のきっかけとなる可能性があるということです。

遺伝子

ご家族の方にパニック障害の方がいると、パニック障害を引き起こす確率が高くなるといわれています。

幼少期のトラウマ

幼少期に両親が離婚、あるいは親からの虐待などを経験している方は、将来的にパニック障害を起こしやすいと考えられています。

また、幼少期から過酷な受験勉強を強いられていた方もパニック障害を起こしやすいといわれています。

神経質で繊細な性格

他人に迷惑をかけることが嫌いで、優しく真面目な性格の方が、パニック障害を引き起こしやすいと考えられています。

 

遺伝子や幼少期のトラウマなどに心当たりがないのであれば、ご自身の性格が呼び込むストレスが原因となって、パニック障害を引き起こしていると考えることができます。

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まとめ

  • 脳に特に異常が認められないのに、電車などの乗り物の中で突然めまいや動悸、立ちくらみ、窒息感、発汗などの症状が現れる病気で、これらの状態が続くことをパニック発作と呼ぶ。
  • 「予期不安」、「広場恐怖」などの症状が、パニック障害の典型的な症状。
  • パニック障害が起こる詳しい原因については、今のところ完全に解明されていない。